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2016.02.16
2月15日(月)卒業感謝ミサ
卒業前に卒業生自らが3年間を振り返り、学校でいただいた恵みを感謝し、校訓である「愛・感謝・犠牲奉仕」の精神を未来へと受け継ぐため、卒業感謝ミサが行われました。
本日のミサの司式は、坂本 要神父様(延岡カトリック教会 主任司祭)でした。神父様は説教の中で、戦国時代から江戸時代初期にかけての武将で、キリシタン大名として知られる高山右近のお話をされました。「高山右近は、3つの苦難を与えられたと言われています。1、織田信長への謀反により、自分の幼い息子を人質に出した。 2、豊臣秀吉によりバテレン追放令が施行され、右近は信仰を守ることと引き換えに領地と財産をすべて捨てることを選んだ。 3、62歳の時、キリシタン国外追放令により、マニラを目指すが、船旅の疲れや慣れない気候のため老齢の右近はすぐに病になり、マニラ到着1ヶ月後に息を引き取った。」
卒業生のみなさんも、これから多くの試練や岐路に立つことがあります。自分の信念に従って決断して欲しい。ウルスラで学んだ多くのことがこれからの判断材料になります。ここで学んだことに感謝し、これからいただく恵みに感謝しながら前に進んで欲しいと思います。」とお話されました。
共同祈願では、高校3年生の岩切彩さん(大宮中出身)が、「この3年間、わたしたちのことを心にかけ、育ててくださった保護者や家族、理事長先生をはじめ諸先生方、事務職員の皆様に深く感謝いたします。そして、3年間で見つけた自分の使命を、これからの人生の中で輝かせていくことができますように。」と祈りを捧げました。
また最後に、卒業生に神父様より、聖水による祝福がありました。
※バチカン(ローマ法王庁)は、高山右近を「福者」に認定しました。カトリックで「聖人」に次ぐ崇敬の対象です。日本の聖人や福者はこれまで、長崎で処刑された「日本26聖人」がありますが、単独では初めてとなります。